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□ '05/08/下 おわら風の盆(九月一日〜三日) 富山県富山市八尾町 ![]() 初秋の風が吹くころ、二百十日の9月1日から3日にかけて催される「おわら風の盆」は、越中八尾町の風情ある歌い踊る民謡行事で、全国的にその名が知られ、風の盆のファンが多いのだとか。 前から、おわら風の盆に、一度は行って見たいと思っていました。 子供達が夏休みで帰省していたので、その話を出すと、流石「おわら風の盆」です、 子供達の関心も高く、即決で行く事になりました。 期間中は、混雑で中々見れないのだとか。近くで見、楽しむには、比較的空いている前夜祭がいい、と地元の人から以前お聞きしていたので、28日に行きました。 ただ前夜祭では、1〜 2町内だけが 町流しと輪踊りを 行なうので、 パンフ、案内板で、 行事日程の事前 確認が必要です。 この日は、天満町と下新町でした。 取り合えず、車で素通りして、八尾の町中を見学です。山間の坂の町で、平地が殆どなく、隙間無く家が建てられていました。きっと、近所付き合いが濃いのでしょう。 これが「おわら風の盆」を生み育てたのだ、と思われました。 道の両側に側溝を設けた、雪流しの道が、地形利用の知恵として評価されたとの事。 それはそれとして、石畳が整い、 町並みが保存 されていて、とても綺麗で、江戸時代に作られたと言う当時の佇まいを偲ばせるものでした。オススメのグッドな観光ポイントです。 ホールは休みでしたが、毎月第2・第4土曜日に、おわら踊りが開催されていて、舞台踊り、三味線・胡弓の独奏、そして輪踊りに参加出来て「おわら」が楽しめるのだとか。 う〜ん、知らなかった、残念!売店で、「おわら」の踊り練習用教本ビデオが売られていて、買って来ました。 昼食に、創業100年、手打ちそば一筋、に目が行き、「高野」蕎麦屋で、とろろざるそばを食べました。 ご主人から、八尾は縦に3キロある長い町で、おわら風の盆は、その中を11の支部が移動しながら踊るので、地図や行事をよく確認して、あちこちで効率よく見るのが上手な楽しみ方、と教わりました。 今回は前夜祭なので地区限定ですが、当日は、バンフをよく見てが、必須です。 この資料館は、一度は立ち寄りたいスポットです。 胡弓は、大正時代に取り入れられたとか。日本の民謡に胡弓とは?と思っていただけに、納得しました。また、唄、踊り、音曲に、芸人衆の弛まぬ洗練が積み重ねられ、今日に至っている事を知り、合点しました。おわらを知るに、ここはオススメです。 まぁ、そうでしょう。おわら踊りは、一連の農作業を表したもの、とありますが、素朴な趣を残しながらも、女踊りの優美さ、男踊りの勇壮な所作は尋常ではなく、一流芸のセンスあるレベルです。唄も音曲も、センスが光っています。 そのアート性が、見る人を魅了して止まないのでしょう。 何処からともなく人が湧き集まり出して、みるみる道路際は、 人人人・・で、一杯です。 前夜祭でこうなら、当日は、もっと凄いのでしょう! 「おわら風の盆」の人気の凄さを実感します。 待つ事久しくして、涼しげな揃いの浴衣と半被の、編笠の若衆が町流しする姿が闇に浮かび上がりました。併せて、哀愁の漂う音色が聞こえ、それらが相俟り、その風情ある情景はとても幻想的で、日本のメルヘンに思えます。 誰もが、ただただ魅せられ、ウットリするのみで、 『おわら』に染まって行きました。 年端もいかぬ幼子達も、お姉さんに先導されながら、 嬉々として踊っています。微笑ましいです。^^ 天満町が終わり、今度は川向こうの下新町で、駆けて行きました。こちらも、もう人で 一杯でした。 境内で舞台踊りが行なわれていて 、皆座って観劇です。 じっくり見れて良かったのですが 、う〜ん、風の盆の雰囲気は・・、 やはり「おわら風の盆」の雰囲気を味わえるのは、町流しが一番です。済みません。 「おわら」には、素朴でその土地らしい味わいがあり、優美な女達、力強く逞しい男陣、素朴に洗練された振り付け、哀調の唄、胡弓の咽ぶ音色、田舎の町並みが揃い踏みして、日本の古き良き郷愁を醸し出す点に、他の民謡に比しても、際立った美しさがあり、言い知れぬ風情があり、それが沢山の人々を魅了させて止まないのでは、と感じた一日でした。 全国に名の通った行事としては、珍しく、観光イベント的な要素は殆ど無い純なお祭りで、その事から、八尾の人は、おわらを愛し、おわらを生み育んだこの「八尾の町」を誇りに思い、 これからもこの民謡行事を大切にして行きたい、とするその想いが、見ている私達にも伝わって来ます。 慌しくもありましたが、唄と踊りと胡弓の音に酔いしれる坂の町に来て、心豊かになった一日でした。八尾の町のみなさん、ありがとうございましたぁ〜!! かつて風の盆は、お盆の 8月中旬に行われていたらしいのですが、町の人口が希薄になるその時期に祭りを続行する事を、懸念する声が少なくなかったとか。 で、当時、太陰暦から太陽暦へ統一された事を機会に、旧暦のお盆に当たる9月初旬に改められた、と言われています。 ![]() タレントの柴田理恵さんは、越中八尾町の出身で、母親の実家が宮田旅館を営んでいた事もあって、風の盆の時はいつも旅館の手伝いをして、夜中の 12時頃から「おわら」に出掛けたんだとか。 昼の八尾町の観光散策に、宮田旅館を追加されてはどうでしょうか。^^
・おわら風の盆 「おわら風の盆」の総合案内があります。 |
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